幾重にも重なる光のレイヤーが、私たちに見せるものとは。Skullcrusherのセルフタイトル作「Skullcrusher」。

アコースティックギターとピアノ、シンセサイザー。そしてヴォーカルのハーモニー。幾重にも重なる光のレイヤーが、私たちに見せるものとは。 

LAのSSW、Helen Ballentineのソロ・プロジェクトSkullcrusherの4曲入り2020年発売デビューEP。Secretly Canadianからのリリース。 

音楽活動に専念するまでは所謂9-17時の仕事をこなし、むしろ芸術方面へと歩んでいた彼女が「本当にやりたかったこと」は音楽だと気づき、この作品を仕上げた。

Skullcrusher – Places/Plans

インディー・フォークとアンビエントやエレクトロニカな音楽も彼女が影響受けている音楽だそうだ。遅くもなく、早くもなくミドルテンポで流れるこのレコードはUSのSSW、Gia Margaretの音楽に通じる何かを感じる。

キャリアも何もない彼女が目指す道。苦しかった日々、Nick Drakeに浸り(そういえばGia MargaretもNick Drakeが大好きだ)、何度も自問自答をした日々。このレコードは、ある意味苦しみの中から生まれているのだが、サウンドからはそんなことを微塵も感じさせないところが狂気を感じる。魅力のあるアーティストはみんな、どこかに狂気じみたものを持っている。

Skullcrusher – Trace (Official Video)

私がこのアーティストに共感したのも、明るくてハッピーな人生をただ突き進むだけの人生を送っている人ではない、と感じたからだ。

昨今の海外における女性SSWアーティストのレコードで曲にしているテーマは、自己に対する問いかけが非常に多い。 音楽は時代を映す鏡だというが、それはあながち間違いじゃないのかもしれない。 彼女の可能性に、今後も期待したいです。

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