Occasus / Goldmund (LP) (Ltd:White/Black Marbling Color)

¥ 3,200 税込

商品コード: RC-30

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ピアノ、シンセサイザー、リバーブ。実にシンプルで、絶妙な調和。この人は本当に音楽を生活の中に溶け込ませるのが上手い。Helios、Mint Julepなど様々な名義での音楽活動をしているポスト・クラシカル、エレクトロニカ界の超重要人物、Keith Keniffのピアノ・アンビエント・プロジェクトGoldmundの2年ぶりの新作「Occasus」。Western Vinylからのリリース。マスタリングにはあの電子音楽家、そして12KのレーベルオーナーでもあるTaylor Deupree。

Goldmundといえば、Keith Keniffのプロジェクトのなかでも特にシリアスな一面を表現しているように感じる。だが、今作ではHeliosでみせるような柔らかさが時折見える。ピアノとエレクトロニクスの絶妙な調和がただただ美しいのは、間違いなくTaylor Deupreeのマスタリングのおかげなんじゃないかと想像してみる。

公開されているアートワークは、Goldmundの作品のなかでも特に異質だ。基本的には白や黒のアートワーク、ただ、今回ほど「不穏」な雰囲気を醸し出しているのは初めてだろう。というか、アートワークが公開されたときは正直不気味ささえも感じた。だが、実際に作品を聴いてみると、”不穏なまでの美しさ”を感じざるを得なかった。レーベル公式のコメントによると、Keithは「私は間違いが好きで、不完全なものが好きです。」と日本の”わびさび”の精神を持っていることが分かる。Keithの聴かせる不完全な美しさとは、まさにこういうものなんだと思う。

坂本龍一や多くの有名音楽家にも評価をされ続けているKeith Keniffだが、ほぼ毎週新しいトラックを(しかも、それぞれの名義のものを)Soundcloudやbandcamp、Twitter等にアップしていて、作曲と音楽に対するピュアな心が非常に伝わってくる。どうしてもピアノ・アンビエント、モダン・クラシカルというと硬く構えてしまいがちだが、ぜひ自然体な気持ちで聴いて欲しい。

Occasusとは、ラテン語で夕暮れを意味するそうだ。同じ時代に同じ地球に生きている、同じ時間を共有する人間として。住んでいる国が違ったとしても、私たちに音楽という素晴らしいものを使って、Goldmundの音楽は、なんてことのない日常、夕暮れ時を美しく彩ってくれる。
※ダウンロードコード付き

Tracklist:
01 Before
02 Above
03 Bounded
04 Breaking
05 As You Know
06 Circle
07 History
08 Migration
09 Radiant
10 No Story
11 Thread
12 Terrarium
13 Turns
14 Moderate
15 What Lasts