Radiator/ Sadurn (LP: Orange Crush)

¥ 3,540 税込

商品コード: RC-376

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フィラデルフィアのバンドが好きだ。しかも、バンド名を知らなかったのに1曲聴いただけで虜になって、これほどまでにリリースが楽しみで、何度も何度も聴くアルバムは久しぶりだ。

フィラデルフィアの4人組インディー・フォークバンドSadurnの2022年作。Run for Cover Recordsと契約して、初のリリース。Genevieve DeGrootのソロプロジェクトとしてスタート。まるでこのメンバーでバンドをやるのが運命的に決まっていたかのように、その後メンバーが加わり現在の体制へ。

繊細なリリックと穏やかなバンドサウンドは、Double Double WhammyのFloristや Free Cake For Every Creature周辺のバンドたちを彷彿とさせる。だが、それらのバンドよりももう一歩、人を惹きつける魅力があるということを明記しておく。

フォーク、アコースティック、余白、鼻歌や口笛、そして正直すぎる歌詞(その正直さは危ういものだとも示唆している)この質感は、きっと一人だけで音楽をやっていたら生まれなかった質感だ。

パンデミックの渦中、安いAirbnbを借りて機材を持ち込み、約2週間、バンドメンバーみんなでそこに篭りレコーディングをしたそうだ。このレコードに録音されているのは、単なる楽器の音だけじゃなくて、その場の空気感や、メンバー同士の関係性とか、そういうものを全て含んだものになっていることが何となく感じられる。

"君の両親にも会ったよ 同性愛を嫌悪してるけどね"と歌う「icepick」は本作のハイライト。うまくいく時も、なんでうまくいかないんだろうと迷う時もある。そんな心の混沌を歌い、早く希望を手に入れたいと願うバラード。

ローファイ過ぎず、そして完璧過ぎず。この絶妙な加減を求めている人は少なからず居る。とても居心地が良く、何度も何度も繰り返し聴きたくなってしまう理由をあなたにも知って欲しい。このレコードが売れなかったとしたら、私は世界に絶望するだろう。

※Orange Crush盤です。
Tracklist:
1. snake 04:33
2. moses kill 02:59
3. golden arm 04:04
4. lunch 04:21
5. special power 03:36
6. the void / Madison 03:47
7. white shirt 02:59
8. radiator 03:54
9. icepick 03:43
10. <-- 00:55