響け!ユーフォニアムの話と最近の新入荷紹介

こんにちは、Rodentia Collectiveです。
Blogを更新していないと本当にずっと更新しなくて気づくと数ヶ月過ぎていることがザラにありますね、良くないですね。ということで4月以来の更新となります。

TVアニメ「響け!ユーフォニアム」オープニングテーマ (TV Size)

今見ているアニメは『響け!ユーフォニアム』です。先日ちょうど1期が終わったので2期突入中。私は運動部だったし、もっと前には音楽を習っていたのでこの吹奏楽部の文化部と運動部の間みたいのがなんとなく分かります。
アニメは高校の話ですが、私の中学の時の吹奏楽部の友達たちはよく走り込みをしていて、楽器を吹くのに体力って要るんだなあと感じてたことがありました。(私の習っていたのは鍵盤系です。)

大会常連校の強い中学から来た新入生、学年なんて関係なく実力が問われるオーディション、3年生の最後のコンクールなど…吹奏楽部じゃなくても運動部でもそういう関係性ってありますよね。だから観ていて色々思い出しました。ちょっとだけネタバレしますが、麗奈が言ってる「特別になりたい」っていうトクベツが、誰かのためのトクベツじゃなくて自分のためのトクベツってところがすごく良いなと思いました。恋愛ものアニメだとここが好きな対象のトクベツになるんだろうけど。主人公の久美子が何となく一歩引いて冷めて見ているところも良いですよね。でも、北宇治高校吹奏楽部の仲間たちに感化されていろいろな感情に気づいていく。上手くなりたい気持ち、コンクールで勝ちたいという気持ち…。慣れてしまっていると、初心の気持ちって忘れがちなんです。初心者から始める友達や先輩の姿を見てハッとするシーンもとっても良い。高校生の時、といういう時期あったなとか。そしてそんな久美子と実力至上主義の麗奈が寄り添っているところも好き。まあ、これから先どうなるか分からないけど現時点では観ていて結構面白いです。

Sadurn – Live Barn Session (Full Set)

さて、アニメの話はまた今度するとして新入荷を紹介しましょう。こちらのレコードは在庫残り僅かというか現状あと一枚ですが紹介しておきます。フィラデルフィアの4人組インディー・フォークバンドSadurnの2022年作『Radiator』。Twitterとか見てるとBig Thief好きにお勧めとのレコメンが多いのですが私は敢えてそうは言わずDDW系(Double Double Whammy)が好きならと言っておきます。とはいえ、リリース元はRun For Cover。このレーベルはすごく面白くて当店取り扱いのドリームポップバンドSun Juneや、このSadurnがいる中でメタル系のPortrayal of GuiltやハードコアバンドOne Step Closerなどのバンドもリリースしているところだ。(他にもロック系、ローファイ系とかもいます。)普段、レーベルでdigっている人がどれだけいるかは分からないけど、こういうジャンルがミックスしているレーベルは本当に面白いなあと思います。

このSadurnもVo./GtのGenevieveだけの作品ではなく、バンドとしてこのレコードを作ったというところが大切なんだと思います。上記でシェアしたセッション動画を見てもらえれば分かります。また、このコロナ渦という状況が一層そう思わせるのだけれど。ローファイ過ぎず、そして完璧過ぎず。この絶妙な加減を求めている人は少なからず居る。とても居心地が良く、何度も何度も繰り返し聴きたくなってしまう理由をあなたにも知って欲しい。レビューに、「このレコードが売れなかったとしたら、私は世界に絶望するだろう。」と書いたのですがありがたいことにちゃんと売れているのでまだ世界に絶望しなくても良さそうです。

Kate Bollinger – Who Am I But Someone (Official Video)

こちらは再入荷。アメリカのSSW、Kate Bollingerの2022年春の新作EP『Look at it in the Light 』。Ghostly Internationalに移籍後、初のリリース作。『A word becomes a sound』(2020)のレビューの際に、”毎日飲める、まるでお気に入りのコーヒーのようだ”と表現したが、そういったムードはそのまま楽しめる。フォーキー、ジャジー、そしてよりユニークでコミカルな全6曲です。

前作EPと、今作EPどちらもすぐに完売してしまったので急いで再入荷。60年代〜70年代のビートルズのデモに影響されて作られたというのも頷ける「Who Am I But Someone」のセピアな質感、ドットカラーのスカーフ、原色カラーの服やチェリーパイ、この全てが本当に60’sの雰囲気があって、まるで自分がタイムスリップしてしまったのではないかと思うほどだ。2022年に作られたサウンドなはずなのに!時代を超えていくセンスを感じる。

ぜひストリーミングで満足せずレコードを買って欲しいのですが、ジャケットのタイトル部分のエンボス加工とか、めちゃくちゃにクラシカルな裏ジャケなど、”わかる人にはわかる”がたくさん詰まった作品。

TATYANA – Treat Me Right (Official Visualizer)

ロンドンのエレクトロ・シンセポップ・アーティストTATYANAの2022年発売デビュー・フルアルバム『Treat Me Right』。Homeshakeも所属するsinderlynからのリリース。MetronomyのJoseph Mountが共同プロデュース。上記のビデオがめちゃくちゃ好きで良いなーと思い入荷。もちろんサウンド、アートワークのセンスも最高。完全にベティちゃんです。こういうのに弱い女性(もちろん男性でも)多いのでは?見ているだけで気分が上がってしまうレコードですよこれは。というわけで、私はすごく好きです。ベティちゃんて(本名はベティ・ブープ)1930年代生まれなんですね。「Treat Me Right」のビデオ内ではかなり昔の映画のサンプリングもあるから、一言で80’sポップとは言い切れないなあと思いながらレビューを書いていました。シンセポップやエレクトロポップなど色々聴いていますが、ここまで隙のないエレクトロポップは初めて聴いたかもしれない。最初にKaty Perryっぽいなと思ったのですが、何回も聴いているとちょっと違うかも?と思えてきた。

Back In My Head – TATYANA (live remix)

アーティストのこういう制作風景とかデモ録ってるの見るの超大好きなんですが、ご覧の通りTATYANAはハーピストでもあるんですよね。今回のアルバムの中にもハープの音も入っています。うん、Katy Perryとはやっぱ違いますね。完全にプロデューサー。初期のGrimesに近いものがあるかもしれませんね。自分だけでも音楽作れるけど、今回MetronomyのJoseph Mountが共同プロデュースというところが、本作における本気度の表れ。

Hollie

アンビエント、ポストクラシカル、そしてエレクトロニカ・シーンで長年活躍をし続けている音楽家Keith Kenniff。彼のプロジェクトの中でも特にエレクトロニカ〜ダウンテンポ色が強いHeliosの2008年発売作『Caesura』。こちらの2022年のアナログ再発にあたり、名盤『Yume』 (2015)も手がけたTaylor Deupreeがリマスタリングを行っている。

この作品は特に、太陽が沈んでいく夕方頃に聴くのがぴったりだと思う。というと、ぴったりな時間短すぎないか?と思うんだけどそれが儚くて良いのだ。例えるならharuka nakamuraの『twilight』が表現しているあの時間。電子楽器で、人の体温や高ぶる感情を表現できるなんて、なんとも不思議なジャンルだと思う。普段SSWやバンドものを聴く人にこそ聴いて欲しいって思いますね。歌モノには絶対に表現できない何かが存在するから。だからインストは良い、これが良いんだよ。

まるで鉄道の車窓から遠くの景色を眺めているようなイメージを切り取ったようなアートワーク。サウンドは、シルクのようになめらかなギターのサウンドに、ダイナミックなビートが混じり合う。そして幾重にも重ねられたライトなシンセサイザーが、頬を撫でる風のように優しく響き渡る。

2022年リマスターということで500枚限定でリイシューされました。Heliosの作品は、移動中とかにぼんやり聴くのもいいけどアナログでゆったりと思いを馳せながら聴くのも良いのではないでしょうか。

Natalie Evans – Movie (Live Session)

いよいよ来週6/3(金)にアルバム発売が迫る、Natalie Evansの新しいビデオが公開されました。ハープの弾き語りでの演奏です。当店がリリースを担当する国内盤『Movements』はもう手元に来ていて、予定通りリリースできそうです。アナログ盤に関してはやはりコロナの影響でプレス会社の遅延により6月下旬へと発売日が変更となっています。個人的には6/3(金)リリースで一人でも多くの人に聴いて欲しいのですが、やっぱり私たちの話す言葉である日本語詞でも読んで欲しいのが本音です。アナログにも別で歌詞カードはつきますが、リリースのタイミングでこの世界観にひたひたに浸って欲しいなと思うので是非国内盤CDも買っていただけると嬉しいです。digipak、帯付き、こだわりの紙とインクにこだわったリリックシート付き。中身はリリース日まで公開しません。来週の水曜日までにご注文いただければ、リリース日に間に合うようにお届けします。Natalie の音楽を、ひとりでも多くの人に届けたいです。

お楽しみに!

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