

haruka nakamuraの音楽が、LUCAの歌声により新たな命を宿す。言葉を持ち、音楽がさらに煌めき、新しい世界を私たちに見せてくれる。
国内のポスト・クラシカル、アンビエントシーンの需要人物、haruka nakamuraとアメリカ・カリフォルニア州バークレー出身、現在は京都にて活動をしているシンガーソングライターLUCAのユニット、arcaの記念すべきデビュー作「世界」。リリース元は、シンガポールのKITCHEN. LABEL。CD版は作にリリースされていて、こちらは2枚組のLP盤となります。(こちらの記事もどうぞ。)

arcaとは、ラテン語で箱舟という意味があるらしい。この柔らかい光を放つ音楽は、海にただよう箱舟のようにゆったりと旅に出る。音楽は箱舟に乗って、世界を巡っていく。
ここで歌われている「世界」はあなたの世界で、私の、そして誰かの世界。人はいつか。あるべき姿で、あるべき場所に還る。そう、星座のように、点と点が繋がる。それはきっと美しいものだろう。
LUCAとharuka nakamuraのデュエットが聴くことができる「one day」、そしてコンピレーション『stardust album』収録曲とは別アレンジの7曲目「八星」が個人的はとても好きです。
「死ぬことはこわくない あなたがそこにいることを知っているから」という歌詞が今でも忘れられません。なんでかって、わたしは死ぬのが怖いと思っていたから。なので、価値観を変えられた作品でもあります。
「世界」というアルバムのタイトル。全てが巡り巡ってひとつになることを表現している作品です。
手元に置いてずっとずっと大切にしたくなるパッケージは、シンガポールのデュオASPIDISTRAFLY(KITCHEN.LABEL)によるもの。煌めく銀世界のようなジャケットに、歌詞カード付き。
世界 / arca (LUCA & haruka nakamura) (2LP)の商品ページはこちら。